楽天を戦力外となり6シーズンぶりに西武へ復帰する炭谷銀仁朗(36)が7日、埼玉・所沢市の球団事務所で入団会見を行った。背番号は西武在籍時にもつけた「27番」を背負う。

チームは今シーズン、古賀悠斗(24)が90試合、柘植世那(26)が41試合、古市尊(21)が12試合の先発と、若手捕手を中心に1年を戦い抜いた。「楽天にいる時から敵チームとしてですけど見ていて、本当に将来性があるというか。僕も36歳ですけど吸収できる、話を聞けるチャンスなので切磋琢磨してレベルアップしたい」と評価する。それでも「年齢、立場、役割はあるが、試合に出られるキャッチャーは1人。可能性は低いが自分が全部出るという気持ち」と若手に負けるつもりはない。

古巣で迎えるプロ19年目へ「僕はキャッチャーなので、ライオンズは防御率がいいので、僕が入って落とさないように頑張る」と意気込みを語った。

■炭谷銀仁朗(すみたに・ぎんじろう)
1987年7月19日生まれ 京都府出身 181センチ/98キロ 捕手 右投/右打
平安高(現龍谷大平安高)から05年高校生ドラフト1巡目で西武に入団。ルーキーイヤーには51年ぶりとなる高卒新人捕手の開幕戦スタメンデビュー。18年オフに海外FA権を行使し、巨人へ移籍。21年7月に金銭トレードで楽天に移籍した。13年、17年WBC代表。15年プレミア12代表。12年、15年ゴールデングラブ賞。