西武一筋22年の栗山巧(40)が5日、埼玉・所沢市の球団事務所で契約更改交渉を行い、7100万ダウンの1億800万円でサインした。2021年からの3年契約が終わり、来季から単年契約となる。(金額は推定)

節目の40歳を迎えた今シーズン、同期入団の中村剛也(40)と併用で主に指名打者として出場。77試合で打率.217と数字だけ見れば物足りなさを感じるが「個人的にはいいところも出たし、長期離脱もなかったし、数字はともかくしっかりやれたシーズンだった」と納得している。

9月には40歳となり、年齢を感じることがあるか会見で聞かれると「そうですね、眉毛の伸びが早い…」と会見場を笑いに包み込むベテランの味を見せた栗山。「しっかり休み休み、コンディションを整えながらというのは意識高くやっていいたつもりなので、疲れはそんなに感じなかったですね」と体調管理においてもキャリアの長さを感じさせた。

プロ生活23年目を迎える来シーズンへ「集中力という意味ではもう少し考える余地がある。もっと高い集中力というのを発揮しやすい状況を自分で作っていけると思う。そうすることによってゲーム展開に関わらずいい結果が望めると思う」と更なる成長を見据えた。