日本時間の2日夜遅く、フィリピン付近でマグニチュード7.7の大地震が発生し、気象庁は、高知県を含む太平洋沿岸の広い範囲に津波注意報を発表しました。高知県内では土佐清水市と室戸市、中土佐町で津波を観測していますが、今のところ被害の情報は入っていないということです。海に入ったり海岸に近づいたりしないようにしてください。
気象庁によりますと、日本時間の2日午後11時37分ごろ、フィリピンのミンダナオ島付近で、マグニチュード7.7と推定される大地震が発生しました。この地震に伴い気象庁は、高知県を含む太平洋沿岸の広い範囲に津波注意報を発表しました。
県内では土佐清水市で午前3時54分に20センチ、室戸市室戸岬で午前3時50分に10センチ、中土佐町久礼港で午前5時29分に10センチの津波を観測しています。

(リポート:尾上七海)
「注意報発令から一夜明け、午前6時の県庁防災作戦室です。各市町村に電話をかけて被害の有無などを確認する作業が夜通し行われてきました。現段階では、沿岸のすべての市町村で被害はないということです」
津波注意報の発表に伴い、県沿岸部の全19市町村に、警戒レベル4の避難指示が出ています。
交通機関にも影響が出ています。JR土讃線では須崎ー高知間で上り普通列車3本の運休を決めました。

県内では午前10時過ぎに満潮を迎え、潮位が高くなります。海の中や海岸付近は危険です。ただちにその場を離れてください。
潮の流れが速い状態が続きますので、津波注意報が解除されるまで、海に入ったり海岸に近づいたりしないようにしてください。県内では土佐清水市で午前3時54分に20センチ、室戸市室戸岬で午前3時50分に10センチ、中土佐町久礼港で午前5時29分に10センチの津波を観測しています。
決して海に様子を見に行くなどしないでください。