イスラエルとイスラム組織ハマスによる戦闘停止が延長期間に入った28日、ハマス側は5日連続で人質を解放しました。一方、WHOはパレスチナ自治区ガザでは、爆撃による死者よりも感染症などの病気による死者が多くなるとの見通しを示しました。
イスラエル政府は28日、パレスチナ自治区ガザで拘束されていた人質12人があらたに解放されたと発表しました。カタール政府によりますと、イスラエル側もパレスチナ人30人を釈放したということです。
戦闘の一時停止は延長期間の5日目に入り、イスラエルのテルアビブでは、この日も人質の家族らによる集会が行われました。
知人が人質になっている人
「人質を取り戻すため、できる限りのことをすべきだと思うので、(戦闘停止の延長には)賛成します。外交的な解決策を探さなければいけません」
「戦闘停止について意見はありません。人質になった人全員に帰ってきてほしいだけです」
こうしたなか、イスラエル軍はSNSにガザ北部で28日、軍の部隊に近い2か所で3回の爆発があったと投稿。「ハマス側が戦闘の一時停止の枠組みに違反した」と非難しました。
これに対し、ハマス側も「ガザ北部で敵の明確な停戦合意違反があり、衝突が発生した」としていて、双方が互いに合意違反があったと主張する展開になっています。
一方、WHO=世界保健機関は医療物資などが不足しているガザについて、「爆撃による死者よりも病気による死者が多くなる」との見方を示しました。
WHO報道官
「衛生状態が改善せず、水や薬、燃料といった生活必需品を提供できない場合、爆撃による死者よりも病気による死者が多くなるでしょう」
WHOは「人々が密集している上に清潔な水が不足している」として感染症の蔓延に懸念を示し、特に子どもの間では下痢が広がり、5歳以上の症例が通常の100倍以上に急増していると訴えました。
28日はG7=主要7か国の外相がハマスによる人質の解放と戦闘の一時休止を歓迎するとした共同声明を発表し、「ガザにおいて進行中の人道危機に全面的に対処することに向けた重要な一歩だ」としていますが、ガザの人道危機は極度に悪化した状態が続いています。
こうしたなか、ロイター通信などは、CIA=米中央情報局のバーンズ長官と、イスラエルの情報機関モサドのバルネア長官が28日、イスラエルとハマスの交渉の仲介役を担うカタールの首都ドーハを訪れ、ムハンマド首相兼外相やエジプトの当局者らと会談したと報じました。
すでに2日間延ばすことで合意した戦闘の一時停止期間の再延長や、さらなる人質の解放に向けて協議したということです。
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