甲府市の夫婦2人を殺害し住宅に放火したなどとされる当時19歳の男の裁判で、20日は証人尋問が行われました。
この中で臨床心理士の大学教授は「犯行の動機は希望しない就職の決定で絶望感に陥ったところ、長女に交際を断られ、怒りを一気に晴らしたと考えるのが妥当」と証言しました。
20日の裁判では証人尋問が行われ、殺人などの罪に問われた当時19歳の遠藤裕喜被告の精神鑑定を行った精神科の医師と臨床心理士が出廷しました。


検察側の証人である精神科医は「事件当時、被告には精神的病気は認められず、尾行や犯行の計画を立てていることから一連の行動に精神障害は影響しない」と証言しました。

一方、弁護側の証人の臨床心理士の大学教授は、「被告は幼少期から虐待やいじめなどで傷つく体験が相当あった」と指摘しました。

そのうえで「犯行の動機は母親に希望していない就職先を勝手に決められるなど、努力が無駄になり絶望感に陥ったところ、長女に交際を断られて耐えた怒りを一気に晴らしたと考えるのが妥当」と証言しました。
被告の責任能力の程度は今回の裁判の争点で、21日も証人尋問が行われる予定です。














