イスラエル軍が地上侵攻を進めるパレスチナ自治区ガザの保健当局は、複数の病院に攻撃があり、多くの死傷者が出たと明らかにしました。
繰り返し響く爆発音。ガザ北部にある最大級の病院で、患者のほか、数千人が避難しているとされるシファ病院の映像です。
ガザの保健当局は10日、この病院にイスラエル軍による攻撃があり、死傷者が出たと明らかにしました。一方、イスラエル軍は病院での爆発について、「ガザの武装勢力による誤射」と主張しました。
現地で活動する「パレスチナ赤新月社」は、ガザのほかの病院にも攻撃があり1人が死亡したとしているほか、中東メディアによると、学校への空爆もあり、25人が死亡したということです。
イスラエル軍がイスラム組織ハマスの重要拠点などがあるとして攻撃目標に定めているのが、ガザの地下に張り巡らされたトンネルです。軍は10日に攻撃を受けたシファ病院の地下にもハマスの拠点があると主張しています。
ガザの地下トンネルについて研究を続けてきたイスラエルの地質学者・ロスキン教授は、トンネルが先月7日のハマスによる奇襲攻撃でも重要な役割を果たしたと指摘します。
ガザのトンネルを研究 ジョエル・ロスキン教授
「計画は全て地下で行われたので、通信はイスラエルの諜報機関をかいくぐりました。イスラエルへの境界にも地下トンネルを通って近付くことができました」
すでに最大都市ガザ市の中心部でも戦闘が行われているとみられる中、ロスキン氏は今後の地上侵攻の見通しについて、こう語ります。
ガザのトンネルを研究 ジョエル・ロスキン教授
「ガザ市の大部分を軍事的に制圧した後は、トンネルの入り口やトンネル内で起きていることをコントロールする上で、かなり有利になるだろう」
さらに、「2か月以内にほぼ目標を達成するだろう」と話しました。
一方のハマス側は、ハマスが病院を盾にしているとのイスラエル側の主張について否定したうえで、「市民と医療スタッフに対する虐殺を正当化するためのプロパガンダの一環だ」と反論しています。
10日、国連安保理ではパレスチナの人道危機をめぐる緊急会合が開かれ、冒頭、犠牲となった民間人に黙とうが捧げられました。WHOのテドロス事務局長は子どもの被害について…
WHO テドロス事務局長
「平均して、ガザでは10分に1人の子どもが殺害されている」
WHOは、ガザ地区にある36の病院のうち半数が機能しておらず、危機的な状況にあるとしています。
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