イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘開始からきょうで1か月。ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザでの死者は1万人を超え、多くの市民が巻き添えとなっています。一方、イスラエルでも、家族が人質となったまま苦悩の日々を送る人たちがいます。
イスラム組織ハマスによるイスラエル襲撃から1か月。イスラエル軍の報復攻撃は今も続き、ハマスが実効支配するガザ地区の死者は1万人を超えました。
ガザの救助隊員
「多くのけが人と死者ががれきの下にいる。何人かは救出できたが、炎に囲まれて助け出せていない人もいる。ガザ市民に対する大きな犯罪だ」
こうしたなか、国際社会は…
国連 グテーレス事務総長
「ガザは子どもたちの墓場になりつつある。毎日数百人もの少年少女が殺害され、負傷している」
人道的な停戦を求める声は強くありますが、イスラエルの自衛権を尊重する立場から、アメリカなどはこれを受け入れず、また、イスラエルに対する非難の声も強まっています。
そのイスラエルでは…
JNNの取材団は、先月7日にハマスの襲撃を受けた南部の集団農場を訪れました。家は焼け焦げ、ドアや壁に無数の弾痕などが残されています。
記者
「奥に見えているのがガザの街並み。ハマス戦闘員たちは、この街にフェンスを破って侵入してきて、攻撃を始めた」
ハマスは、この集落で少なくとも住民50人以上を殺害、20人近くを連れ去ったといいます。妻と3人の子どもがハマスの人質となっているプロデツキさん。今、何を感じているのでしょうか。
アビハイ・プロデツキさん
「こんなにも生活が破壊されているなんて、ただ恐ろしいです」
襲撃当時、集落を離れていた彼は、そのまま避難生活を送っています。私たちが取材した今の集落の変わり果てた様子を見ると、言葉を失いました。
アビハイ・プロデツキさん
「家族がいなくなってもう1か月にもなるのです。妻も3人の子どもも戻ってきません。いま自分の感情が分からないのです」
プロデツキさんの自宅はガザの街並みを窓から見ることができる場所にありました。
襲撃の前、自分の子たちには「ガザにも君たちと同じ子どもたちがいる」と話していたといいます。「いつか平和が訪れたら、ガザの子どもたちと一緒にサッカーをするかもしれない」そう思っていたと私たちに語っていました。
イスラエル軍によると、ハマスが今も240人以上を人質にとっているといいます。
アビハイ・プロデツキさん
「(Q.1か月が経ってもなお戦闘が続いています。いま望むことはなんですか)毎日多くの命が失われている。兵士も市民も。この世界の誰もが、こんなことがあっていいことだなんて思ってほしくないんです」
多くの命が失われ続け、大切な人たちが奪われたままの現実。「子どもたち、妻に戻ってきてほしい。どちらの側にも戦いを止めてほしい」。プロデツキさんは訴えています。
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