先週、急死した中国の李克強前首相の告別式が行われました。政府は追悼の動きが政府批判につながらないよう警戒を強めています。
記者
「李克強前首相の遺体を乗せたとみられる車列が火葬場へと向かいます」
「総理!総理!」
先月27日、68歳で急死した李克強前首相に別れを告げようと、朝早くから沿道に多くの市民が集まりました。
市民
「若くして亡くなって悲しい。市民のために働いてくれた」
「惜しいです。老後の楽しい時間を過ごせず、苦労ばかりしました」
今年3月まで2期10年首相を務めた李氏。安定成長を目指す経済政策は「リコノミクス」と呼ばれ注目されましたが、習近平国家主席への権力集中が進むにつれ、存在感は低下していきました。
記者
「葬儀が行われる会場の周辺では、かなり厳戒な警備態勢がしかれています」
告別式には習主席ら党幹部がそろって出席しました。
李氏が少年時代を過ごした安徽省・合肥市では…
記者
「この先に李克強前首相が、昔、暮らしていた家があるということです。すでにたくさんの花が積まれています」
花を持った市民らが絶え間なく訪れていました。
市民
「献花は自発的な行動です。みんなが惜しんでいます」
一方、現場で目についたのが警備に当たる「青色のベスト」を着た人たち。
「ここにいる中国人みんなでそいつを追い払え!」
イギリスBBCの記者が取材に訪れると、警備員らが市民を煽るような言い方で迫る場面もありました。
中国では1989年に胡耀邦総書記が死去した際、追悼集会が民主化運動に発展。天安門事件につながったこともあり、政府は警戒を強めています。
特に経済が悪化するなか、改革開放路線を推し進め、“習氏との路線対立があった”とされる李氏が現在の政策を批判する存在として祭り上げられないよう警戒しているとみられ、ネットの書き込みに制限を設けるなど監視を強化しています。
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