パレスチナ自治区ガザでは最大の難民キャンプに空爆があり、犠牲者は増え続けています。今後イスラエル軍はどう動くのか、イスラエルの情報機関の元副長官がJNNの取材に応じました。
人々が集まった先には破壊の跡。ここは、ガザ最大のジャバリア難民キャンプです。
ガザを実効支配するイスラム組織ハマスは、イスラエル軍がこのキャンプを空爆したと発表。ロイター通信は現地保健当局の話として、少なくとも50人が死亡し、150人が負傷したと報じました。
これについてイスラエル軍は、ハマスの拠点を攻撃し、先月7日の奇襲攻撃を指揮した司令官を殺害したと主張しています。
病院の看護師
「犠牲者のほとんどは幼い子どもたちです」
地上部隊の作戦を徐々に拡大させているイスラエル軍。イスラエルの情報機関「シンベト」の元副長官で「ハマス」に対する軍事作戦にも携わった経験のある人物は、イスラエル軍の作戦についてこう語ります。
イスラエル情報機関「シンベト」 ハッソン元副長官
「今回、イスラエル軍はこれまでのような戦い方ではなく、賢明に、そして非常に慎重に戦い、前進しています。あなたは数日後、私たちがどれだけ前進したかを知ることになり、きっと驚くことになると約束します」
一方で、今後大規模な侵攻に踏み切るかについては最終決定しておらず、戦況を分析しながら決めていくのではないかとの認識を示しました。
イスラエル情報機関「シンベト」 ハッソン元副長官
「日ごとに作戦を決め、1日に2~3回協議します。一度にすべてを決めることはありません。当初の計画から全く別の計画に変えることも当然あります」
そして「本格的な地上侵攻」に踏み切ればどうなるのか。軍の歩兵部隊の隊員として2014年の地上侵攻に参加したサンダースさん(32)が当時の惨状について語りました。
2014年の地上侵攻で作戦に従事 サンダースさん
「爆弾の破片により無残な姿となったおばあさんの遺体を目にしました。それに、私たちが支配下に置いた区域には家族が住んでいました。しかし、私たちがその場を離れると区域全体が空爆され、家族は全員殺されたのです」
当初は侵攻を正しいと思っていたサンダースさんですが、市民が犠牲になる状況を目の当たりにして考えが大きく変化。いま、ガザでまた同じことが繰り返されていることについて「イスラエルがしていることは集団的懲罰だ」と非難します。
2014年の地上侵攻で作戦に従事 サンダースさん
「まだ本格的な地上侵攻に至っていないにもかかわらず、すでに何千ものガザの人の命が失われている。私は怖いのです。私たちは何も学んでいないのではないかと」
そして、このように訴えます。
2014年の地上侵攻で作戦に従事 サンダースさん
「テロを打ち負かすには、パレスチナの人が希望を持てるような別の可能性を探る以外ありません。希望がないと、テロ組織の人集めの手助けとなってしまうからです」
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