福島第一原発の処理水放出を受けて、JAグループ福島は、東京電力に対し懸念される風評被害への対策を求めました。

20日に東京電力の本社を訪れたのは、JA福島五連の管野啓二会長など9人です。管野会長は、東京電力の新妻常正フェローに対し、風評被害の対策などを求める要望書を手渡しました。

JA福島五連・管野啓二会長「東京電力は引き続き国と連携し、アルプス処理水の安全性に対する情報発信を強化するなど、国内外の理解醸成に努め、風評拡大を阻止していただきたい」

また、JAは給食事業を展開する東京電力の子会社などに対し、積極的に県産の農畜産物を利用するよう求めました。これに対し東京電力は「強い覚悟を持って風評対策や今後の情報発信に努める」と答えました。