世界陸上ブダペストで女子初のトラック、フィールド種目で金メダル、ダイヤモンドリーグファイナルで日本勢初の優勝という快挙を果たした女子やり投の北口榛花(25、JAL)が19日に帰国した。

今年6月の日本選手権以来の日本となった北口、少し疲れた表情で飛行機から降りてくると待ち受けていた森永製菓の社員さんからシェケラックコーチ(49)が大好きな“ハイチュウ”を手渡されると「ありがとうございます!」と満面な笑みを浮かべて喜んだ。

会見に臨んだ北口は「日本に帰ってきました。6月からずっとヨーロッパに行っていたんですけど今回、金メダルとダイヤモンドリーグのトロフィーを持って帰ってくることが出来て凄く充実した3か月半くらいになりました」と笑顔で報告。

しかし、「帰国後、本来であれば日本でもう1試合という予定だったんですけどちょっと燃料不足で、ちょっと充電が必要な状態になってしまったので」と10月に予定していた新潟での試合の欠場を発表した。それでも日本のファンとの交流は行いたいと新潟でのイベントを行う予定と話した。

今季の北口は7月のダイヤモンドリーグシレジア大会では67m04と4年ぶりとなる日本記録を更新した。8月の世界陸上では大逆転優勝、日本女子トラック・フィールド種目で初となる金メダルを獲得。さらに陸上では第1号となるパリ五輪の切符も手にした。9月8日のダイヤモンドリーグブリュッセル大会でも67m38で今季2度目の日本記録を更新した。そして、9月17日(日本時間)に行われたダイヤモンドリーグファイナルでは日本勢初の優勝という快挙を果たした。

今季の成績については「記録的には波があったんですけど、欲しい時には記録が投げられたのでその点では少し成長しているかなと思っています」とコメント。パリ五輪前のシーズンでの好成績に「パリの五輪を今年決められたというのは凄く大きいと思いますし、しっかり準備できる。世界チャンピオンですけどオリンピックチャンピオンではないので自分が挑戦者の気持ちで望めればいいなと思います」と気持ちを引き締めていた。

久しぶりの日本では「あんまりいつもと変わらないんですけど温泉とか入りたいと思いますし、家族との時間をしっかり作りたい。食べ物はいつもと同じでつまらないなと思われるかもしれませんが、焼肉とか、お寿司とか、普通のそばとか当たり前の日本食を食べたいなと思います」と北口らしい満面な笑みで答えてくれた。