【日韓アイドルバンドHi-Fi Un!corn】特別インタビュー「不満は１日１回の話し合いで解決」　今注目の仲良し５人組の夢

２０２３年６月２６日、ついに今もっとも注目のバンド、Hi-Fi Un!cornが日本＆韓国同時デビューを果たしました。日本人と韓国人のツインボーカルという独特なスタイルと卓越した演奏、キュートな笑顔、カッコいいパフォーマンスのギャップが魅力の５人の素顔に迫りました。

Hi-Fi Un!corn(左から：ホ･ミン、オム･テミン、福嶌崇人、キム･ヒョンユル、ソン･ギユン)

―Q 「Hi-Fi Un!corn」はどういうグループだと思いますか

キム・ヒョンユル（以下、ヒョンユル）：
僕たち、Hi-Fi Un!cornなんですが、名前の通り「ハイクオリティ」な音楽で「ユニコーン」みたいな存在になりたいという意味が込められています。楽器もボーカルも実力があって、僕たちの音楽で皆さんが幸せになって癒やされて欲しいです。「ユニコーン」が象徴する、希望、慰め、温かい、そんな音楽が届けられたらと思います。

―Q パフォーマンスをする上で一番大事にしていることは何ですか

福嶌崇人（以下、崇人）：
僕は大勢の人の前でのパフォーマンスとカメラの前でパフォーマンスをすること（の違い）にこだわっているタイプです。カメラが入る場合は、画面の奥にいる人にもしっかり届けることができるように表情管理を中心にやっている気がします。大勢の人の前で披露するときは、小さい動きはあまりしないように強弱つけながらパフォーマンスすることを心がけています。

―Q それぞれアーティストを目指そうと思ったきっかけを教えてください

ソン・ギユン（以下、ギユン）：
イ・ジョンシン先輩（CNBLUE）の姿を見て、とても憧れて、ベースを持って弾き始めたのが中学１年生のときくらいです。

ヒョンユル：
僕は小さい頃からいろんな夢を持ってきました。偉大な○○って言われるようになりたいとずっと思ってきました。自分はいろんな人にいろんなことを伝えて、良い影響を与える人間になりたいと思ったんです。その中で一番自分がうまくできるのがギターだったので、ギターを弾いて音楽に自分の考えを盛り込むことができると思い、アーティストを目指しました。

崇人：
高校１年生のときに初めて人前で歌う機会があったんです、文化祭のときに。お母さんはいつも僕のことを褒めないんですけど、「人前で歌っている崇人が輝いて見えたし、格好良かった」って言ってくれて、そのときから本格的にアーティストになりたいという夢を持ち始めたと思います。

オム・テミン（以下、テミン）：
僕は高校のときに１人でアメリカに渡って２年くらい留学をしたんです。もちろん楽しいことも幸せなこともたくさんありましたが、大変なこともたくさんありました。特に僕が行ったところは外見的にこういう（韓国人の）生徒は僕しかいなかったということもあって、つらいことがありました。そのとき音楽を聴いて慰められた経験があって、僕の声をほかの人が聞いて癒やされて欲しい、多くの人に慰めや癒やし、笑顔を伝えられたらいいなと思ってアーティストになりました。

ホ・ミン（以下、ミン）：
僕は小さいころから１人で演奏してきたんですけど（*ミンは父親がドラマーで５歳からドラムスティックを握っていた）他の人と合わせたり、他の人たちに演奏を聴いてもらったりしたいと思ってアーティストを目指しました。

―Q 「バンド界のBTSになりたい」とのことですが、
　　　BTSのどんなところを見習いたいですか

崇人：
もともと自分もBTS先輩が好きでK-POPを見るようになったんですけど、本当に小さいところから努力を重ねて、今のような大きい存在になられたんだと思うんです。僕たちもたくさん努力を重ねて大きい存在になって、日本韓国を中心に世界の人たちにHi-Fi Un!cornの音楽を届けられる、そういう存在になれたらいいなと思って、目標を掲げさせて頂いています。大丈夫ですか？（メンバーに確認）

テミン：
BTS先輩の音楽を聴いて本当に多くの人たちが幸せになっていると思うんですね。いわゆる幸せのアイコンだと思うんです。僕たちもぜひそういう存在になってみたい、僕たちも音楽を聴いてもらって、笑顔になってもらえるように成長していきたいと思います。

―Q やってみたい音楽のジャンルはありますか

ギユン：
僕たちは今のところ明るい曲「DoReMiFa-Soul」や「Over the Rainbow」という希望を与えるメッセージを含んだ曲を出していますが、これらの曲や他の曲をアコースティックに変えて演奏したりすることもできるんです。そういう準備もしているので、世の中に出せるといいなと思っています。

―Q 今後は自分たちで作詞作曲もやってみたいですか

ヒョンユル：
作詞作曲はすごくやりたいと思っていますし、今もしているんです。自分たちの曲を準備しているところです。先ほどの質問に付け加えると、僕たちは自分たちが表現したいことをジャンルにこだわることなく、僕たちの音楽で表現したいと思って、今も一生懸命準備しているところです。

―Q 日本で共同生活をしているそうですが、慣れましたか

　　（一同顔を見合わせながらうなずく）

―Q お互いに不満があったり、
　　ストレスが溜まったりしたときはどうしていますか

テミン：
皆で一緒に生活をしていると、楽しいこともたくさんありますが、合わない点も自然に出てきます。そういう部分を解消するために僕たちは１日１回必ず、その日はどうだったか話す時間を持つようにしています。たとえば崇人君のシャワーの時間が長すぎるよとかね（笑い）

崇人：
僕もテミン君に言いたいと思います！朝から部屋が寒いです！

テミン：
（日本語で）部屋寒いです？？あああ、そうですか～（笑い）

崇人：
（テミンは）朝起きるのが早くて、僕は朝が弱いタイプなんですけど、朝起きたらすぐエアコンをつけるんです。テミン君は！

ギユン：
他にも問題になることがありましたよ。ヒョンユル君とテミン君、ミン君は仕事が終わった後でもエネルギーが有り余ってる子たちで。崇人君と僕はゆっくりベッドで横になって休みたいタイプなんですが、３人はすごく大きな声で同じ歌を何度も歌ったりするんです。（休んでいる）『２階じゃなくて１階に下りてから歌って』とお願いしたことがありました。

ヒョンユル：
僕もあります！皆でホラー映画を観たことがありました。僕やミン君は（ホラー映画が）あまり好きじゃなくて、イヤだなと思ったんですけど、皆で一緒に観ようというので観たんです。そうしたら夜に寝ようとすると、決まってギユン君がそのホラー映画のお化けを僕に見せたり、マネしたりして驚かせるんです。お願いだからやめてほしいです（一同笑い）

―Q ｢Hi-Fi Un!corn｣の強みは何だと思いますか

テミン：
崇人君がいることだと思います。（ツイン）ボーカルの１人が日本人、そしてもう１人が韓国人ということで、少なくとも２つの言語で歌詞をちゃんと伝えることができるということです。僕もヒョンユル君も留学経験があるので英語ができます。３か国語使えることが強みじゃないかと思います。

―Q 最近覚えた日本語は何ですか

ヒョンユル：
『（日本語で）一口ちょうだい』（一同笑い）

テミン：
僕は方言を習うのが好きです。『（日本語で）ぼちぼち行こうか～』

ミン：
僕は先日アニメを観て覚えた言葉なんですが、『（日本語で）う～ん、やれやれ、しょうがないなぁ』（笑い）

ギユン：
『（日本語で）今より日本語が上手になったら、日本に住みたいです』

テミン：
（日本語で）お～すごいじゃん！！

言葉の壁をものともせず、問題や不満があれば素直に話し合って、メンバー同士で解決。インタビューでは笑いが絶えず、「いつかBTSのように自分たちの音楽で世界中の人たちに笑顔になってもらいたい」と、大きな夢を抱く５人のユニコーンから目が離せません。

〈メンバー〉