アメリカの先月の就業者数は市場の予想を下回る20万9000人の増加となりました。為替市場では金融引き締め長期化への警戒感が和らぎ、円高・ドル安に動いています。
アメリカの6月の雇用統計は景気の動向を敏感に反映する「非農業部門の就業者数」が前の月に比べて20万9000人の増加で、23万人程度の増加を見込んでいた市場の予想を下回りました。
一方、失業率は前の月から0.1ポイント改善して3.6%でした。
労働者の平均時給も上昇が続いていて、去年に比べて4.4%、先月との比較でも0.4%上昇と、いずれも市場の予想を上回りました。
中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、物価の動向に大きな影響を与える雇用統計を政策金利などの金融政策を決める際に重要な材料としています。FRBは年内に追加の利上げを行う可能性を示していますが、就業者数の伸びが予測を下回ったことで、市場では金融引き締めが長期化するとの見方が後退し、為替市場ではドルが売られ円高・ドル安に動いています。
ただ、賃金の上昇が続いていることや失業率が引き続き歴史的な低水準にあることから、雇用市場の過熱感は続いているとの受け止めも出ています。
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