新型コロナの影響による事実上のロックダウンが始まって2か月となった中国・上海では、消費が去年と比べ半減するなど経済へのダメージが深刻となっています。
記者
「バス停にはバスを待つ人で列が出来ています」
事実上のロックダウンが始まって28日で2か月となった上海。ピークだった4月中旬はおよそ2万7000人だった新規感染者数も、29日は65人と大幅に減少しています。
一方、経済への打撃は深刻です。上海市当局によりますと、4月の小売店や宿泊施設などでの消費額は、去年の同時期と比べ48.3%減少。工業生産も61.6%減少したことがわかりました。
上海市は29日、日本円でおよそ5兆7000億円規模の経済支援策を発表したほか、6月1日からは全面的に企業活動を再開させるとしていますが、多くの市民は外出できる時間が制限されたままで、どこまで実現できるのかは不透明です。
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