閉店の影響が広がりをみせています。
来年1月の閉店が発表された島根県唯一のデパート、一畑百貨店。
県内外に1000社という取引先企業にも困惑が広がっています。


中浦食品・鷦鷯侑 副社長
「まああの…びっくりですよ。」

こう話すのは「どじょう掬いまんじゅう」で知られる中浦食品の鷦鷯侑副社長。
一畑百貨店の取引先の1つで閉店発表は寝耳に水だったといいます。

一畑百貨店はピークの2002年に108億円を売り上げましたが、直近の今年3月期は43億円にまで落ち込んでいました。
有力ブランドの誘致で形勢逆転をと120社に打診したものの実らず、営業継続を断念しました。

中浦食品・鷦鷯侑 副社長
「百貨店さんに置いてもらうっていうのは1つのステータスみたいな。」

看板商品のどじょう掬いまんじゅうをはじめシジミやノドグロ商品など
常に30から40アイテムを納入し、県を代表する百貨店との取り引き自体に価値があった上、全国の百貨店同士のつながりによる効果もあったとのこと。

中浦食品・鷦鷯侑 副社長
「全国で催事回られている人とかもおられますんで、そういった方々は色んな所の百貨店さんでイベントしたり」

全国のデパートを回って開催される
物産展などを通じて取り引きが広がって行く効果も今後見込めなくなります。

中浦食品・鷦鷯侑 副社長
「観光客の皆さん含めて買われる場所の選択肢っていうのが減るのは、単純に考えてすごく大きな問題かなと。」

一畑百貨店の取引先・1000社のうち県内は130社。
その9割の食品会社には一畑との取り引きが多くを占めるところもあるということで、島根県唯一の百貨店閉店の影響が少しずつ広がりを見せつつあります。