2022年8月の大雨被害で運休が続いているJR津軽線の一部区間について、市民団体が沿線自治体に鉄道の存続を求め要望書を提出しました。
要望書を提出したのは「JR津軽線の活性化を考える会」です。12日はJR津軽線の3つの沿線自治体を訪ね、蟹田・三厩間の鉄道の早期復旧を国と青森県、それにJRに働きかけて欲しいと要望しました。運休区間の地域交通の在り方についてJRは、これまで5回の協議を通じ、鉄道を復旧する場合は沿線自治体が運営費用の一部を負担する案を提示していますが、団体では費用が高額になった場合、自治体の運営や存続にも影響を与えかねないとしています。
※JR津軽線の活性化を考える会 秋村光男共同代表
「鉄道がなくなると、どこの地域でもそうだが過疎化がぐんと進んでしまう。これだけ過疎化してきている地域から鉄道を撤退するということは非常に酷なことなので、何とかして残せないかというのが私たちの趣旨だ」
団体では今後、宮下次期知事にも要望したいとしています。