きょうから6月です。またしても値上げです。きょう(1日)から、例えば食品では、調味料やカップ麺など、約3600品目が値上げとなりました。更には電気料金から映画館のチケットに至るまで値上げの波は押し寄せ、、家計にも大きく影響してきます。こうした中、苦肉の策で節約を始めている人も多いようです。

(買い物客)「すごいですよね。値上げが」

「しょうがないですけどね。厳しいですよね」

岡山市北区のスーパーマーケットです。

この店ではきょう(1日)から約1万品目ある商品のうち、調味料や加工食品など約500品目を値上げしています。

例えばカップ麺は10円~20円ほど、マヨネーズは20円~30円ほどの値上げとなりました。

原材料価格の高騰が主な要因です。企業努力で価格を抑えているといい、他の店と比べて決して高くなってはいないものの、店は苦戦を強いられています。

(グランドマート岡本和恵さん)「お客様の財布の紐も閉まっているので、売り上げっていうのは厳しい状況になっています」

値上げは食品だけではありません。中国電力はきょう(1日)から家庭向け電気の規制料金を平均で26.11%、四国電力は平均で28.74%値上げしています。

さらに、映画館も…。「TOHOシネマズ」はチケットの料金を100円値上げしました。

そして今月26日からは岡山県内のタクシーの初乗り運賃の上限が640円から700円に上がることも決まっています。

値上げの波が押し寄せる中、多くの人から聞こえてくるのは、「節約を始めました」という声です。

(街の人)「豆腐をお肉の代わりに使ったりとかしている」

「家での電気代や水道代がかかってしまうので、家にいないように気をつけている。ショッピングモールをぶらぶらしている」

「卵を毎日食べているんですけど、毎日じゃなくて2日に1回にしたりしています。好きなので食べたいです。」

帝国データバンクによりますと来月もパンをはじめ、約3500品目が値上がりするとみられていて、まだまだ我慢の時が続きそうです。