怒号が飛び交う中、きょう国会では外国人の収容のあり方を見直す入管難民法の改正案がきょう、衆議院の法務委員会で可決しました。
「委員長、きょうの採決やめてください」
「徹底審議」
「採決やめてくださーい」
委員会が始まる前から採決に反対する議員から怒号が。
緊迫する雰囲気の中、きょうも遺族の姿がありました。
【2021年2月23日 弁護団が公開した映像】
ウィシュマさん
「うん、死ぬ」
入管職員
「大丈夫、死なないよ。サンダマリさん死んだら困るもん」
【2021年3月6日 弁護団が公開した映像】
入管職員
「サンダマリさん、サンダマリさん」
入管法改正案はおととし、名古屋の入管施設でスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんが亡くなったことを受けて政府は成立を断念。
斎藤健 法務大臣
「法整備を行うことが必要不可欠です」
しかし、政府が今の国会に再び提出した改正案も、その大枠が踏襲されたため、遺族側や立憲民主党などが反発しているのです。
立憲側は難民認定のための「第三者機関の設置」を求めていたことから、与党側は「設置の『検討』を法案の附則に書き込む」と譲歩しました。
自民党 宮崎政久 衆院議員
「なかなかないぐらいのところでお受けできる事項をとにかく探そうということで、誠実に対応して協議を継続させていただいた」
立憲民主党 寺田学 衆院議員
「問題の実態をしっかりと把握して、審議をし、議論をし、そして、改善すべきところを改善していくのが国会の役割」
しかし、立憲は「附則に設置の『検討』と書いただけで実現した試しはない」などとして修正案を受け入れませんでした。
伊藤忠彦 衆院法務委員長
「賛成の諸君の起立を求めます。起立多数!お静かに!」
法案は与党や日本維新の会、国民民主党の賛成で可決しました。採決の瞬間を傍聴していたウィシュマさんの遺族は…
ウィシュマさん遺族
「外国人も人間です。人を入管で殺さないで、ウィシュマのように」
改正案は大型連休明けに衆議院の本会議で可決し、参議院に送られる見通しです。
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