ウクライナ侵攻が長期化する中、ロシア国防省は40万人規模とされる契約軍人の募集を活発化させていて、SNSなどを通じて宣伝動画も展開しています。

「祖国が引き裂かれようとしている。どうすればあなたの大切なものを守れるのか。正義を取り戻す力になろう」

ロシア国防省が新たに作成した契約軍人の宣伝動画。その1つでは、「ロシア語やロシアの文化が消されようとしている」として、ウクライナ侵攻を欧米から祖国を守る戦いだと主張。「傍観することを子どもたちは許さない」と述べ、軍事作戦への参加を呼びかけています。

いずれの動画も、最後には日本円でおよそ34万円からという毎月の報酬がアピールされています。

ウクライナ侵攻の長期化でロシアの兵員不足も指摘される中、首都モスクワなどでは40万人規模とされる契約軍人の募集が活発化していますが、イギリス国防省は募集について「国民の反発が予想される追加の動員を遅らせるためだ」としたうえで、40万人を集められる可能性は低いと分析しています。