岸田総理の“政治の師”ともされる古賀元自民党幹事長はTBSのCS番組の収録で、菅内閣がおよそ1年で退陣したことについて「日本の政治にとっても残念なことだ」などと語りました。

古賀誠元自民党幹事長
「清和会(安倍派)と宏池会(岸田派)っていうものの基本的な違い、一口で言えばね。清和会はですね。結論ありきなんですよ。宏池会はね、物事の結論を国民にどうね、理解できるような説明ができるかという真摯な説明というものが一番基本になっていると」

古賀氏はこのように述べ、安倍派を引き合いに現在の岸田総理の政治手法についてやんわりとクギを刺しました。

そのうえで、「20年続いた清和会の手法を一気に宏池会の方程式に変えられるかというのは容易なことではない」「これをどう繋いでいくか、僕はやっぱり菅さんにそれを期待したというのが私の本音だ」などとして、安倍元総理のあとを継いだ菅内閣がわずか1年で退陣したことを「日本の政治にとっても残念なことだ」などと語りました。

また、古賀氏は日中関係について「何としても話し合いで解決すべき」「岸田外交は全てをかけるぐらいの命がけの政治をやっていただきたい」と述べたほか、“ポスト岸田”について「リーダー、先頭はやっぱり僕は林さんに託すべきだろうなと思っている」と述べ、林外務大臣が有力候補になるとの認識を示しました。