第51回全日本実業団ハーフマラソンが12日、山口市の維新百年記念公園陸上競技場を発着点とする21.0975kmのコースで行われ、女子は吉薗栞(23・天満屋)が日本人トップの2位でフィニッシュした。タイムは自己ベストを大幅に更新する1時間10分48秒。オマレ・ドルフィン(21・USE)が2連覇を達成した。

51人でスタートしたレースは、最初の1キロが3分22秒とスローペースでスタート。序盤は35人ほどの先頭集団で、すでにMGC出場権を得ている松下菜摘(28・天満屋)、福良郁美(25・大塚製薬)、竹本香奈子(26・ダイハツ)らも、安定した走りで集団の中でレースを展開。

5キロは17分04秒で通過。招待選手の岩谷産業・川村楓(25)、九電工の逸木和香菜(28)ら有力選手が先頭を引っ張る中、3回目のハーフマラソンとなった天満屋ルーキー吉薗が先頭の中央の位置で堂々の走りをみせる。

先頭は10キロを33分58秒で通過するとオマレがペースを上げ、川村、逸木、吉薗が離れずついていくが、12キロから13キロにかけてさらにペースを上げるオマレに対し、川村、逸木が遅れ、吉薗は粘りの走りでついていく。吉薗は自分のペースをキープしつつオマレの背中を追い、15キロ付近で少しつらそうな表情をみせながら終盤に向かった。

20キロを通過した吉薗は、ゴールの競技場が見えてくると腕をさらに大きく振ってトラックへ。そのままスピードを落とすことなく力強い走りでゴール。19年に出した1時間15分17秒を大きく上回る、1時間10分48秒をマークした。

レース後、吉薗は「まさか日本人トップで走れるとは思っていなかったので嬉しいです。今回は1時間12分切りの自己ベストを目標にしていて、最後苦しくなったときにしっかり粘れてよかったです」と自己ベスト更新の喜びをかみしめた。さらに今後に向けて「天満屋は強い選手がいっぱいいるので、まずはケガせず1年間練習を続けてマラソンに挑戦していきたいです」と目標を語った。

【山口ハーフマラソン女子結果】
優勝 オマレ・ドルフィン(USE)1時間10分16秒
2位 吉薗栞(天満屋)1時間10分48秒
3位 逸木和香菜(九電工)1時間11分00秒
4位 川村楓(岩谷産業)1時間11分03秒
5位 林田美咲(九電工)1時間11分04秒
6位 唐沢ゆり(九電工)1時間11分07秒
7位 福良郁美(大塚製薬)1時間11分17秒
8位 小井戸涼(日立)1時間11分22秒