島津製作所の子会社が県内5つの医療機関で装置に不具合が出るよう不正していたとされる問題で、新たに熊本を含む九州4県で不正が疑われる事案が38件確認されたことが明らかになりました。

この問題は、島津製作所の子会社「島津メディカルシステムズ」の熊本営業所が医療機関のエックス線撮影装置を点検した際に回路を遮断するタイマーを仕掛け、後日、不具合が出るようにする不正を少なくとも県内5つの医療機関で行っていたとされるものです。

島津製作所はきょう10日、外部調査委員会の調査報告書を公表し、これまで明らかになっていた5件以外にも新たに熊本を含む九州4県であわせて38件の不正が疑われる事例が確認されたということです。













