五穀豊穣と無病息災を祈る「シシ喰い祭り」が熊本県玉名市で行われました。

イノシシのはく製を前に神事が行われたのは、滑石諏訪(なめいしすわ)神社の「シシ喰い祭り」です。


祀られる神が、かつて畑を荒らすイノシシを退治し、その肉を村人に分け与えたという言い伝えに由来して、毎年1月17日に行われています。


祭りのメインとなるのは、その年に1人だけ選ばれる福男が神社の池に入り、御幣(ごへい)を付けた竹竿を立てるという儀式です。

福男 松岡孝親さん「家内安全で健康でありますように、家族と校区の繁栄を祈っています」

3年前までは地元住民が集まってシシ肉を食べていましたが、おととし2021年から新型コロナウイルスの影響で「シシ喰い」は行われず、肉は各区の代表に手渡されました。