アメリカのトランプ大統領がイランとの停戦について「もう終わりだ」と述べる中、アメリカ中央軍はイランに対する追加攻撃を行ったと発表しました。一方、イラン側も報復攻撃を行ったとしています。

アメリカ中央軍は8日、「最高司令官の指示に基づき、ホルムズ海峡における“航行の自由”を脅かすイランの能力をさらに低下させるため追加の攻撃を開始した」とSNSで発表しました。

アメリカ軍によるイランへの攻撃は2日連続です。

アメリカのニュースサイト「アクシオス」は、アメリカ当局者の話として、▼今回の攻撃は前日の攻撃よりも大規模で、▼イラン軍の沿岸レーダーや対艦ミサイル基地などを標的としたものだなどと報じています。

トランプ大統領はSNSで「これはイランによる船舶への爆撃に対する報復だ。もし同じことが起きれば、もっとひどい状況になる」とけん制しました。

トランプ氏はイランに対する海上封鎖を再び行う可能性にも言及する一方で、交渉継続も排除しない考えを示し、本格的な戦闘を再び始めることはないとも話しています。

アメリカ トランプ大統領
「(大きな戦闘が)再び始まることにはならないと思う。すぐに終わるだろう」

一方、イランメディアは先ほど、イラン側が報復としてバーレーンやクウェートなどのアメリカ軍の関連施設に対し攻撃を行ったと報じました。

アメリカの攻撃に先立ち、イランの国営メディアは情報筋の話として、イランが新たな攻撃を受ければ「ホルムズ海峡を封鎖し、2倍の報復攻撃を行う」と伝えていて、最終的な戦闘終結に向けた交渉を前に両国の緊張が再び高まっています。