イランでは、前の最高指導者ハメネイ師の葬儀が3日目を迎えました。首都テヘランではこのあと、葬儀の中心行事となる葬列が行われる予定です。
まもなく、ハメネイ師のひつぎを載せた車列を中心とする葬列がテヘラン市内を横断する予定となっています。
4日から始まった葬儀の中心行事でもあり、スタート地点となるこの場所には、沿道から最後の別れを告げようと大勢の市民が集まってきています。
話を聞いた人の中には、800キロ以上離れたイラン南部から車で来た人や、昨夜から路上で一夜を明かした人たちもいました。
過去には、1989年の初代最高指導者・ホメイニ師の葬儀で、葬列が群衆によって立ち往生し、ひつぎがヘリコプターで墓地へ運ばれる事態となったこともあり、今回はそうした混乱を防ごうと厳重な警備態勢が敷かれています。
テヘラン市内では大規模な交通規制が行われているほか、治安当局や革命防衛隊の要員が各所に配置され、警戒にあたっています。
きょうの行事が終わると、ハメネイ師のひつぎは、あす7日にイスラム教シーア派の聖地コムへ、9日には故郷マシュハドへと移され、その後、埋葬される予定です。
イラン指導部としては、今回の葬儀を通して、ハメネイ師の死後も国やイスラム体制は揺らぐことなく、多くの国民の支持を得ていることを内外に示したい考えです。
一方で、後継者となった息子のモジタバ師は、これまでのところ葬儀に姿を見せておらず、新体制の発足を印象づけるには至っていません。
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