トイレの設置により、見えなくなっていた高知県立大学内の美術作品について、「トイレの撤去作業が終了した」として、3日、報道機関に作品が公開されました。今後は、作品を移設できるかどうか専門家が確認する予定です。

高知県立大学永国寺キャンパスの学生会館では2017年度に行われた多目的トイレを設置する改修工事により、安芸市出身の吉田左源二(よしだ・さげんじ)氏が手がけた漆芸作品が塞がれ見えなくなっていました。

2025年、外部からの問い合わせで事案が発覚し、大学は2026年5月からトイレの撤去を開始。そして6月23日に作業が終了し、作品を見られるようになったとして、3日、報道機関に作品が公開されました。作品に損傷は確認されていませんが、ほこりによる汚れが付いていて、今後、クリーニングを行う予定だということです。

◆県立大学 岡田哲也 事務局長
「まず目につくのは、これとこれですね。これが全体的に…。表面に塗っているものがあるようで、それがどうしても酸化して。どこまで直せるかは、また今度、分析したいと(専門家が言っていた)」

7月末ごろには美術作品の修復の専門家がキャンパスを訪れて作品を確認する予定で、作品の移設の可否が決まるまでは囲いが残され、学生や教職員も作品を見られない状況が続くということです。

◆県立大学 岡田哲也 事務局長
「作品自体の損傷が確認されなかったので、安どしております。作品は無事に出てきたので、これからはできることなら多くの学生に見ていただけるようにしたい」

作品が移設可能と判断されれば、キャンパス内の図書館に移される予定です。