うその決算報告書を提出して銀行から融資金11億円をだまし取ったとして、素材メーカーの元代表の男が警視庁に逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、素材メーカー「環境経営総合研究所」の元代表・松下敬通容疑者(71)で、2023年11月から2か月の間、日本政策投資銀行にうその決算報告書を提出して、融資金11億円をだまし取った疑いがもたれています。

警視庁によりますと、会社は赤字続きで「自転車操業」の状態でしたが、決算書を粉飾し、黒字であるように装っていたということです。

会社は、製品などが評価され、環境省から賞を受けていましたが、東京商工リサーチによりますと、去年3月、東京地裁から破産手続きの開始決定を受け、負債総額はおよそ230億円に上るということです。

警視庁は、松下容疑者が主導し、およそ20年にわたって粉飾決算を続けていたとみています。