素材メーカーの元代表の男が会社の決算を粉飾し、日本政策投資銀行から融資金11億円をだまし取ったとして、警視庁に逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、素材メーカー「環境経営総合研究所」の元代表・松下敬通容疑者(71)です。

松下容疑者は会社の決算を粉飾し、日本政策投資銀行から融資金を11億円だまし取った疑いがもたれています。

「環境経営総合研究所」のホームページによりますと、会社では温室効果ガスの排出量を削減でき、環境にやさしい「MAPKA」と呼ばれる素材の開発・製造などを行っていたということです。

2020年、「環境経営総合研究所」は経済産業省から独自性の高い製品やサービス開発を行い、世界のニッチ市場で高いシェアを獲得しているなどとして「グローバルニッチトップ100選」に選出され、2021年度の「気候変動アクション環境大臣表彰」も受けていました。

東京商工リサーチによりますと、15年以上にわたって粉飾決算をしていたとみられ、実際の売上高とのかい離は10倍あり、去年3月には東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けていて、あわせておよそ230億円の負債があるということです。