イーロン・マスク氏が率いるアメリカの宇宙開発企業スペースXが、ハイテク企業が集まるナスダック市場に上場し、初値は公開価格を11%上回り、150ドルとなりました。

記者
「ニューヨーク・タイムズスクエアの広告が一面、スペースXで埋め尽くされています」

イーロン・マスクCEO
「スペースXは、すべての人を月、火星、さらにその向こうへ連れて行きたいと考えています」

スペースXは12日、ナスダック市場に上場しました。

1株あたり135ドルの公開価格を初値は11%上回り、150ドルとなりました。

その後、買い注文が優勢となり、一時、30%高い、170ドル台後半まで株価は上昇し、取引が続いています。

時価総額は一時、2兆ドル=320兆円を突破。

上場で調達した資金は主力の衛星事業の拡大のほか、力を入れているAIに関するインフラ投資などに使うとしています。

スペースXはAIや宇宙事業の投資が重荷となり、去年12月期は49億ドルあまり=およそ7900億円の最終赤字を計上。

企業価値が割高に見積もられているとも報じられていて、今後、業績をどのように伸ばせるのか、マスク氏の手腕に注目が集まるとともに、世界の宇宙ビジネスの先行きにも影響を与えそうです。

アメリカメディアによりますと、今回の上場によってマスク氏の資産が1兆ドル=およそ160兆円を超え、人類史上初めての「兆万長者」が誕生しました。