政府・与党は次の通常国会を今月23日に召集する方針を固めました。

通常国会の会期は150日間の予定で、今月23日に召集され、延長がなければ6月21日が会期末となる見通しです。

政府・与党は防衛力の強化や少子化対策などを盛り込み、一般会計の歳出総額が過去最大のおよそ114兆円となる来年度予算案を年度内に成立させ、4月に予定されている統一地方選挙や衆議院の補欠選挙に向けて弾みをつけたい考えです。

一方、野党側は防衛費増額とその財源の一部を増税で賄う政府の方針などをただしていく考えで、与野党による激しい論戦が交わされることになりそうです。

一方、自民党では岸田総理が出席し、新年になって初めての役員会が行われました。

新型コロナの感染拡大前は党本部で仕事始め式を行うのが恒例でしたが、3年連続の取り止めとなっていて、きょうの役員会が事実上の仕事始めとなりました。

これに先立ち岸田総理は、麻生副総裁、茂木幹事長と会談していて、今年の政権運営などについて意見を交わしたものとみられます。