国連の安全保障理事会は、イランにより事実上封鎖されているホルムズ海峡の安全な航行に向け「防御的な取り組みを強く促す」とする決議案を否決しました。
記者
「ホルムズ海峡をめぐる決議案が、まもなく国連安保理で採決されます」
国連安保理は7日、イランが事実上封鎖しているホルムズ海峡をめぐる決議案の採決を行いました。
議長
「反対の人は手をあげてください」
11か国が賛成したものの、ロシアと中国が拒否権を行使したため、否決されました。
決議案はイランから攻撃を受けているバーレーンが提出したもので、ホルムズ海峡の航行の安全を確保するために「防御的な取り組みを強く促す」という内容です。
当初、この決議案は武力行使を含む「必要なあらゆる手段を認める」というものでしたが、ロシアと中国などの反発を受け表現の変更を余儀なくされていました。
否決されたことを受け、バーレーンの代表は「安保理への信頼が損なわれ、違法行為を助長させる」と述べ批判しました。
一方、ロシアの代表は決議案にアメリカとイスラエルへの批判が含まれていないと指摘。
賛成することは「攻撃と事態の悪化を無条件で承認することになる」などと非難し、ロシアと中国で新たな決議案を提出したと明らかにしました。
また、イランの代表はロシアと中国について「侵略を正当化するために安保理が悪用されるのを防いだ」と感謝を述べたうえで、国連の事務総長特使が協議のためにイランの首都テヘランに向かっていると明らかにしました。
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