政府はきょう(7日)、パソコンやタブレットで学習できる「デジタル教科書」の導入に向け、学校教育法などの改正案を閣議決定しました。法改正されれば、デジタル教科書は2030年度に小学校、その後、中学校、高校などに順次導入される見通しです。

文部科学省は、教科書をデジタル化することで科学実験の動画を見たり、英語のネイティブな発音をいつでも聞いたりできるほか、画面を操作してより分かりやすい学習につなげられるとしています。

また、文字を拡大することで、弱視など目に障害のある児童生徒が見やすくなるほか、全ての漢字に振り仮名を付けたり、読み上げ機能を使うことで日本語が不自由な児童、生徒の学習にも効果があるとしています。

これまでは紙製だけが「教科書」と認められてきましたが、今後は「デジタル教科書」も教科書検定を受ける「教科書」となります。

デジタル教科書の導入後も紙の教科書は残り、各教育委員会は、(1)紙の教科書(2)デジタル教科書(3)紙とデジタルのハイブリッド式から選ぶことになります。

松本洋平文科大臣はきょうの記者会見で、「紙とデジタルそれぞれの良さを生かした、教科書作りができるようにしたい」と強調しました。

そのうえで、「国会審議案検討会議における議論を通じ、本制度改正の趣旨や必要性を丁寧に説明し、速やかな成立を目指していく」と語りました。