防衛省は海上自衛隊の1等海佐について、安全保障上の重要機密である「特定秘密」を漏らしたとして懲戒免職の処分を実施しました。「特定秘密」漏えいの疑いが明らかになるのは初めてです。
「特定秘密」を漏らしたとして、きょう付けで懲戒免職の処分を受けたのは、海上自衛隊の井上高志・1等海佐(54)です。防衛省によりますと、情報提供を受け自衛隊の捜査機関にあたる警務隊が捜査を行ったところ、井上1佐はおととし、元上司の海上自衛隊OBの要求に応じて、日本周辺の情勢に関して収集した情報などの「特定秘密」を漏らしたことが判明したということです。
警務隊は「特定秘密保護法」違反の疑いなどで井上1佐を横浜地検に書類送検しました。
また、このOBは、講演などで利用するために情報提供を求めたと話しているということですが、OBからの更なる情報漏えいは確認されていません。
「特定秘密」とは安全保障に関わる機密情報で、特定秘密保護法に基づき政府が指定していますが、漏えいの疑いが明らかになったのは今回が初めてです。
注目の記事
「こんだけ出すから後は頼む」初任給は42万円、年収は100万円アップ 大胆な経営戦略で倒産の危機から売上4倍のV字回復 山梨・フォーカス

恒星間天体「3I/ATLAS」が「急激に明るく…」なぜ? 水やCO2を放出し高速移動…太陽系外から飛来した天体の謎

中咽頭がん闘病ワッキー(53) 家族にも言えず…笑顔の裏の"葛藤" 「先日亡くなりました」亡き大学生に誓った決意

「1%でも可能性がある限り…」富山からメジャーリーグへ 中村来生投手、勝負の3シーズン目へ 昇格わずか2%の厳しい環境に挑む

なぜ?「耳をふさがない」イヤホンが人気…“音漏れ”や“通話”に独自技術搭載も【THE TIME,】

「ハリケーン・メリッサの中心」ジャマイカを直撃した「カテゴリー5の最強クラス」内部を“ハリケーン・ハンター”が撮影









