36年ぶりの真冬の選挙戦となった、衆議院選挙。雪に埋もれた掲示板へのポスター貼りや防寒対策など、雪国ならではの困難が!投票率全国トップの山形県で、この雪は有権者の投票行動にどう影響するのでしょうか?農林水産大臣が出馬した、山形2区を取材しました。
きのう、衆議院選挙の公示日を迎えた山形県米沢市の気温は氷点下。吹雪の中を走っていたのは、山形2区で自民党から出馬した農林水産大臣の鈴木憲和候補(43)です。今回6回目の選挙となりますが、2月の真冬の戦いは初めて。選挙カーには、さまざまな防寒グッズも。
運動員
「(車の)窓開けちゃうから寒いので、暖を取るためにみんな各自、毛布を足元に巻いて」
カイロは30個入りを6箱ほど用意、寒さ対策はバッチリです。
2012年に農水省を辞め、国政に初挑戦した鈴木候補。大臣となった今、当時から支えてくれた支持者を前にすると…
自民党 鈴木憲和 候補
「私はいま、大臣として仕事をすることができています。本当に皆さん、どうもありがとうございます」
順調なスタートを切ったかのように見えましたが、ポスター1枚貼るのにも、この苦労。それ以外にも、さまざまなアクシデントが!
鈴木候補は地元のおにぎり店で腹ごしらえ。
自民党 鈴木憲和 候補
「米がね、美味しいです。米が一粒一粒ちゃんとしていて、美味しいんですよ」
お米で力をつけた農林水産大臣ですが、街なかでは除雪車がフル稼働、予定通りに進むことができません。
自民党 鈴木憲和 候補
「思ったよりやっぱり、スケジュール通りにはいかないですよね」
さらに…
自民党 鈴木憲和 候補
「雪どう?雪積もってる?」
途中で選挙カーを降りて、雪を降ろす作業も必要です。
自民党 鈴木憲和 候補
「日本全体の農林水産業、食料の供給を持続可能にするということ。日ごろ、私が申し上げていること、また、やっていること、良いかどうかっていう判断をいただければと思います」
国民民主党 菊池大二郎 候補
「高市総理は、雪国の光景もきっと思いも浮かべもしないで、自分が総理としてふさわしいかどうか、ただそれだけを問いかけようとしています」
一方、真冬の解散を強く批判したのは、2期目の当選を目指す国民民主党の菊池大二郎候補(43)。前回の選挙では鈴木候補に敗れましたが、比例で復活当選。
事務所では朝から、スタッフが雪への対応に追われていました。ポスター貼りも大変です。雪に埋もれた選挙ポスターの掲示板。事務所スタッフが果敢に近づいていき、なんとか貼ることができました。さらに、こちらの場所ではスタッフが助走をつけて…ジャンプ!
有権者との触れ合いが難しい真冬の選挙だからこそ、SNSにも力を入れます。山形弁を前面に出して、親しみやすさをアピール。
国民民主党・菊池候補のTikTokより
「ごっつぉさまでした!!おしょうしな!(ごちそうさまでした!!ありがとうございます!)」
選挙戦初日のお昼には、地元・山形県産のブランド米「つや姫」を食べて気合十分!のはずが…
国民民主党 菊池大二郎 候補
「(Q.先ほど、卵から食べたのは?)まったく意味ないです」
スタッフ
「うち(国民民主)の黄色のたまご」
国民民主党 菊池大二郎 候補
「あ…チームカラーです」
確かな野党としての存在感を示したいのが、共産党の新人・岩本康嗣候補(60)です。
共産党 岩本康嗣 候補
「米沢市の選挙管理委員会から、公営掲示板47か所(雪で)設置できなかったそうです。赤穂浪士の討ち入りかなと、47か所。米沢市さんはまったく悪くないんです。米沢市悪くない。悪いのは高市さんですね」
国政選挙での投票率が6回連続で全国トップと、選挙への関心が高い山形県。この雪は、投票行動に影響するのでしょうか。有権者50人にインタビューを行いました。
「もちろん(投票に)行く。(Q.雪は気にならない?)雪は気にしない。すぐ行く」
「やっぱり、国民として行くしかないべぇ。行くしかないでしょ」
「雪があっても選挙に行く」という人が続出!その一方で、本音も…
「(Q.この雪の中〔の選挙〕ってどうですか?)もう大迷惑」
「お年寄りは特に大変だと思います。どうやって投票所まで行くんでしょう?」
中には、天気の良い日を選んで投票に行きたいという人もいました。
「期日前投票に無料タクシーの券があるので、それで夫婦で行きます」
そして、50人調査の結果は…
記者
「『投票に行く』が37人、『行かない』が13人でした」
この雪の中でも、7割以上の人が「行く」と回答しました。
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