1歳の男の子を踏みつけるなどしたとされる広島県府中市の元里親の男の初公判が広島地裁福山支部で始まりました。

暴行の罪に問われているのは、府中市の無職・工藤寿悦被告(31)です。起訴状などによりますと、工藤被告は2025年9月、自宅で、特別養子縁組の前準備として同居を始めた当時1歳の男の子に対し、顔面を足蹴りし踏みつけるなどの暴行を加えたとされています。

23日の初公判で、工藤被告は起訴内容を認めました。検察側は冒頭陳述で、「工藤被告が勤務先を8月末で辞め、育児や家事をするようになった。無職による将来への不安や、幼い男の子の育児と家事のストレスなどからくるイライラを解消するため、犯行に及んだ」と指摘しました。検察側によりますと、今後、同種の事案での追起訴を予定しているということです。

次回の裁判は2026年2月3日に予定されています。