来年度の与党税制改正大綱が決定したことを受け、自民党の小野寺税調会長は「野党とも真摯に協議を行い、重要な課題に取り組むことができる内容になった」と述べ、今後も野党との協議を進める考えを示しました。
自民党の小野寺税調会長はきょう、来年度の与党税制改正大綱がまとまったことを受けて会見をおこない、「年収の壁」などをめぐって与野党で協議を重ねたことについて次のように述べました。
自民党 小野寺 税調会長
「野党とも真摯に協議を行い、方向性が共通する内容も多いことなど他党との考え方について認識を深めることもできました。こうしたプロセスを通じ、重要な課題にしっかり取り組むことができる内容になったと考えております」
小野寺氏は政党間協議について「公式の会議だけで24、5回、非公式を入れると50近い会議を繰り返した」と振り返り、「これからも丁寧に心がけていきたい」と強調しました。
また、大綱がまとまるまでに高市総理と複数回面会したことについて問われ、「総理の考えを伺いながら進めることは税調会長として重要な仕事だ」と述べました。そのうえで「ほぼ毎日のように電話で意見交換をしながら進めてきた」と明らかにしました。
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