先週、東京六大学をはじめとする関東の大学と静岡県内の高校・大学などが交流試合をする「大学野球オータムフレッシュリーグin静岡」が開催されました。開催の裏側には、静岡の野球を盛り上げたいと奮闘する県内の大学生たちの姿がありました。
「大学野球オータムフレッシュリーグ」は、東京六大学をはじめとする関東の大学や県内の大学、さらには高校も参加する交流戦で毎年開かれています。
「ピッチャー、市川~翔太郎!」
普段の学生野球では見られない、プロ野球のような選手紹介も行われました。これを仕掛けたのは大学生が主体の実行委員会です。
<静岡大学 石川杏さん>
「がんばって全員がしっかりと内容を把握して、班長だけに頼らないで全員でマニュアルを考える形でお願いしたい」

企画チームとして実行委員会を先導してきた静岡大学の石川杏さんです。実行委員会は半年前から授業や部活動などの合間に集まって、試合を盛り上げる企画を考えてきました。
<石川さん>
「お客さんがずっとイベント中笑顔でいてくれたりするのがうれしい。お客さんが帰るときに来てよかったと思ってくれたり、このイベントを来年もやってほしいと思ってくれたらいいなと思います。全てのイベントを完璧にやって盛り上げたい」
石川さんたちは、イベントを通じて野球を知らない人にも試合を楽しんでほしいと考えています。
「よーい、スタート!さあいったいったいった!でもここからじゃあんま見えないんだよ!どっちが勝ってる?どっちが勝ってる?明治がリード!日大がんばれ!」
こだわってきたのは、プロ野球にも負けない試合中の演出です。プレイが止まるイニングの間もリレーを行うなど観客を引きつけました。
<観客>
「リレー楽しかった、面白かったです」

さらに、この日の見せ場はプロ野球ではおなじみのジェット風船。今回の企画の目玉です。
<観客>
「素晴らしいです。楽しい。バルーン飛ばしとかいっぱいいろんな企画をやってもらったのでよかったと思います」
企画は無事成功しました。
<石川さん>
「え、風船飛んだ?あ、飛んだ!うおーよかったー、ありがとう。あとで動画みて感動しよう」
「そうだね、でもまだあすもあさってもあるよ」
「とりあえずよかった…ありがとう」
学生が主体となって運営している点をサポートする事務局も頼もしく感じています。
<実行委員会事務局 岩立真理子さん>
「オータムで学んだことをひとつでもふたつでも活かしていただいて、すごい社会人になってくれればいいかなと」
実際に石川さんも手応えを感じたようでした。
<石川さん>
(企画を楽しみにされてるお客さんがすごく多くて)
「ホントですか、うれしい。将来的に球団職員になりたい。オータムでやっているイベントも球団職員に応用できるので、ここでの気持ちを忘れないように生きていきたい」














