2011年3月の東京電力・福島第一原発事故で発生した大量の放射性物質を含む土などの汚染土。これを取り除く除染作業の際に発生した土について、西村環境大臣は再利用できるかどうか確かめるための実証試験を埼玉県所沢市で行う計画を明らかにしました。除染土の再利用に向けた実証試験が福島県外で行われるのは初めてです。
大量の除染土は現在、福島県内の中間貯蔵施設で保管されていますが、国は2045年までに福島県外で最終処分する方針を決めています。
国は土に含まれる放射性物質の濃度が一定の基準値を下回れば、公共工事などに再利用する考えを示していて、その安全性を確かめるために福島県内の農地で試験的に野菜や米を栽培するなどの実証試験を行ってきました。
西村環境大臣は6日の会見で、福島県以外の地域でも土の再利用に向けた理解を広げていくために、国の施設である埼玉県所沢市の「環境調査研修所」でこの実証試験を計画していると明らかにしました。
環境省によりますと、施設内の芝生を育てるために除染土を使い、安全性などを確かめる予定だとしています。
環境省は、今月16日に研修所の近くに住む住民に向けた説明会を開く予定だとしていて、そこで理解が得られれば、年明けにも実証試験が始まる可能性があるということです。
西村大臣はこうした実証試験について、ほかにも複数の自治体と調整を進めているとしています。
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