子どもたちに平和への思いを深めてもらおうと、岡山県倉敷市の小学校で被爆者が経験を語りました。

(講演)
「橋にピカドンがうつるから通るなと数人の男の子たちが小石を投げてくるのです」
倉敷市の長尾小学校で行われた平和学習です。岡山県原爆被爆者会倉敷支部のメンバーが、6年生約140人に自身の広島での被爆体験を語りました。原爆投下後に多くの人が亡くなった凄惨な様子ととともに、終戦後に苦しめられた病気や差別についても伝え、「平和」の大切さを訴えていました。

(講演)
「戦争のない時、戦争のない場所に生まれてきたんだから、それだけでもあなたたちは幸せです」

(岡山県原爆被爆者会倉敷支部 富田かやのさん)
「『相手の幸せを思ってあげることが平和よ』ということを常に言いたいです、私は」
被爆体験者の語り部の会は倉敷市内の小中学校あわせて7校で、来月(11月)27日まで行われます。