消費者が従業員に対し不当な要求や迷惑行為を行う「カスタマーハラスメント」。この「カスハラ」防止のための新たな条例の在り方を協議する岡山市の特別委員会が開かれました。

【画像①】

特別委員会は、カスハラ防止条例の策定に向け開かれているものです。きょう(10日)は、今年8月に示された素案を元に、盛り込む条文の文言など具体的な内容が話し合われました。

【画像②】

素案では、カスハラの定義を明文化することや、罰則規定を設けないことが示されています。これに対し委員や市の担当者からは、「該当する行為を細かく明記すると、事業者に混乱がうまれるのでは」「罰則を設けない代わりに事業者用の相談窓口をつくるべき」といった意見が出されました。

条例について委員会は、来年2月の本会議に案を上程し、来年度からの施行を目指すとしています。