かつて岡山県で生産が盛んだったい草を細かく織り込んで製作する「花ござ」の作品展が岡山県立博物館で始まりました。

い草を細かく織り込んで作られた色鮮やかな「花ござ」が並びます。岡山県立博物館できょう(10日)始まった特別展「花ござ 心おどる い草の世界」です。
花ござの伝統技法の1つ「錦莞莚」は、倉敷市茶屋町出身の磯崎眠亀【画像②】が発明しました。その緻密で美しいデザインは海外からも高い評価を受け、岡山県が花ござの生産と輸出で世界に名を馳せるきっかけにもなりました。

(岡山県立博物館 細川誠館長)
「岡山がかつて世界に誇ったものですので、単なる敷物ではなくデザインにも凝ったものが多く出てきているというところをぜひみなさんに見ていただきたい」

特別展「花ござ 心おどる い草の世界」は、岡山県立博物館で11月23日まで開かれています。