時代を越え、幅広い世代に愛され続けている絵本作家・いわむらかずおさんの特別展が岡山県笠岡市で開かれています。

引っ越し作業や朝食の準備をしているネズミたち。絵本作家いわむらかずおさんによる野ネズミの暮らしを描いた人気の絵本「14ひきのシリーズ」です。

笠岡市の竹喬美術館で開かれている特別展には、14ひきのシリーズをはじめ、いわむらかずおさんが手掛けた絵本の原画約125点が展示されています。

あたたかな家族愛や自然の美しさを描くいわむら作品は、時代を越えて長く読み継がれ、幅広い世代に愛されています。

(訪れた人)
「それぞれ個性あってそれを見ているだけでも楽しいというか童心にかえるというか、そんな絵本に触れたことがなかったので、70を過ぎてこの絵本に出会って幸せな気分になりましたね」

(笠岡市立竹喬美術館 学芸員 中原千穂さん)
「家族を大事に描かれている絵本が多いので、ぜひご家族みなさんで来ていただいて、大事な思い出にしていただければと思います」

これまでに27カ国で翻訳・出版され、世界各国で人気を集める作品の原画の数々です。

特別展「絵本作家いわむらかずおー自然とともにいきるー」は、笠岡市の竹喬美術館で来月24日まで開かれています。