岩手県北上市では特産の二子さといもの収穫が始まり、出発式が行われました。

16日は北上市二子町の選果場で出発式が行われ、テープカットをして秋の味覚の本格出荷を祝いました。
二子さといもは肉質がまろやかでぬめりとした舌触りと深いコクが特徴で、北上市二子町を中心におよそ120軒で生産しています。

出発式では保育園児が鬼剣舞を披露し、地元の特産の豊作を祈願しました。
2025年は10日から出荷が始まり、3回目の出荷となった16日はあわせて1200キロが盛岡市や金ヶ崎町の市場に出荷されました。

2025年は夏の高温や水不足のため、現時点では小ぶりのイモが多いということで生産者は今後の雨に期待しています。

(JAいわて花巻さといも専門部 鈴木賢二部長)
「適度に雨が降って、朝晩が涼しくなると1週間・・・ひと雨ごとに大きくなるとよく先輩からは聞きましたね」
出発式の後には生産者らが作った芋の子汁がふるまわれ、始まったばかりの秋の味覚を味わっていました。

二子さといもの出荷は9月下旬から本格化するとみられ、JAいわて花巻では11月末までに150トンの出荷を目指しています。