建物の建設に必要な鉄骨工事や、塗装などの職人の魅力を高校生に伝える説明会が、16日岩手県北上市で開かれました。

説明会は、建物の建設や解体に関わる専門業者の協同組合、「岩手専門職人育成会」が開いたものです。
説明会の会場には、盛岡工業や黒沢尻工業など県内の工業高校に通う1、2年生189人が集まりました。

説明を行った16の事業者のうち、北上市を中心に鉄骨工事や溶接を行う葵架設の高橋勝樹社長は、さまざまな資格を取ることで仕事の幅を広げられると職人の仕事の楽しさを伝えました。

(葵架設 髙橋勝樹社長)
「後悔しないように一生懸命勉強して、取れる資格は取って高校を卒業して、社会に出てほしいと思います」

(参加した高校生は)
「まだ自分の中ではこれという(進路は)決まっていないのですが、すごい参考になる話だと思って聞いていました」

専門職人育成会は今後もこうした機会を設けて人材確保につなげたいとしています。