レストランで会食していたアメリカのトランプ大統領が、ワシントンへの州兵の派遣などについて市民団体のメンバーから強い抗議を受けました。

市民団体メンバー
「ワシントンDCに自由を!パレスチナに自由を!トランプは現代のヒトラーだ!」

これは、反戦などを訴えるアメリカの市民団体がSNSに投稿した動画です。閣僚らとの会食のため、ワシントンDC市内のレストランを訪れたトランプ氏を店内で待ち受け、州兵の派遣などへの抗議活動をした様子だとしています。

店の外の報道陣のカメラにも、店から出された市民団体の人々の様子が映っていました。

一方、トランプ氏は…

アメリカ トランプ大統領
「私たちは安全な街を手に入れた。帰りに強盗に襲われることもない。皆さん、楽しんで」

ホワイトハウスが運営するSNSは、抗議を受けたことには触れず、「大統領は歓声に迎えられた」とつづっています。

トランプ氏はこの日、「ワシントンへの州兵の派遣により街は安全になり、夜のレストランにも安心して出かけられるようになった」とアピールするため、ホワイトハウス近くのレストランに出かけましたが、地元住民の間では「治安は悪化しておらず、州兵の派遣は不要だ」という声が広がっています。