財務省は、来年度予算の概算要求総額が122兆円余りとなり、3年連続で過去最大を更新したと発表しました。
財務省の発表によりますと、来年度の予算編成に向けた各省庁の概算要求は、一般会計の総額で122兆4454億円となり、3年連続で過去最大を更新しました。
全体を大きく押し上げたのは、国の借金の借り換えや利払いにあてる国債費です。
長期金利の上昇を受けて、今年度の当初予算より4兆円以上多い32兆3865億円を計上していて、総額の4分の1以上を占めています。
省庁別では厚労省が最も多く、34兆7929億円を計上。高齢化に伴って医療や年金などに充てる社会保障費が増え続けています。
また、農水省はコメ増産に向けた事業に取り組むなどとして、今年度の当初予算より2割近く増やし、2兆4559億円を要求しています。
金利上昇で国債費の利払い費が急増するなか、予算編成に向けては各省庁の要求する経費が本当に必要なものか厳しい査定が求められます。
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