■MLB ブルワーズ3xー2ドジャース(日本時間10日、アメリカンファミリー・フィールド)

ドジャースは延長の末、サヨナラ負けを喫し、今季ワーストを更新する6連敗。大谷翔平(31)は3打数ノーヒットで、押し出しの先制点を含む2四球1打点で全得点に絡んだが、無念の逆転負け。

試合後、指揮官のロバーツ監督(53)は「確かに今日は悔しい敗戦だった。でも、選手たちが競り合った姿勢はよかったと思う。ビッグイニングは作れなかったが、内容は良く戦う姿勢も見えた。(先発の)タイラー(グラスノー)もよく投げた」と敗戦の中にも希望を見出した。

試合は5回の大谷の押し出し四球、7回はM.ベッツ(32)の犠飛で1点リードしたが、満塁の好機に追加点を奪えず。9回にT.スコット(30)が同点打を浴びた。

選手は焦り始めているのか?の質問に監督は「いや、そうは思わなかった。ムーキー(ベッツ)はチャンスでしっかりランナーを返したし、焦りというよりは、相手ブルペンもいいピッチャーが揃っていたし、(先発の)キンターナも粘っていた」と相手を称えた。

だが「終盤に負けるのはいつでもきつい」と肩を落とした指揮官。チームは6月15日から6連敗前まで15勝3敗と絶好調だっただけに、この連敗について「これも野球という部分はある。6連敗はもちろん嬉しくないが、投手陣はそこそこ安定しているし、守備も良い場面が多い。ただ、打線がなかなかビッグイニングを作れない。ランナーをためても、肝心の1本が出ない。テオ(ヘルナンデス)も復帰予定で、打線も少し変わるだろう」と次カードに向けて前を向いた。

次戦は1日挟んで敵地(サンフランシスコ)で同地区2位・ジャイアンツとの直接対決を迎え、監督はこの日の試合前に大谷は13日に先発予定で、翌14日は山本由伸(26)が投げると明かした。