県が去年12月に設定した「新型コロナ感染拡大準備情報」が4日、初めて発令されました。「新型コロナ感染拡大準備情報」は県が独自に定めた新型コロナウイルスに対する注意報で、去年12月に制定されました。

県によりますと今年6月23日から6月29日の1週間の県内の新型コロナウイルス感染者が県内45の定点医療機関当たり11.22人と、前の週の5.87人と比較して約1.91倍に増加しています。

感染者の報告数が独自の基準で定めた数値を越え、医療機関の感染者受け入れ状況が増加した際に発出するとしており、県は3日、制定後初めて発出しました。

年齢別にみると60歳以上の患者が全体の45.5%を占めており、1歳未満の乳幼児の入院が直近1か月で11人に増加しているということです。

また、那覇市内の社会福祉施設で一週間に59人のインフルエンザの集団感染が確認されたことから、県は手洗い・うがいなど感染症対策を呼びかけています。