イスラエルと攻撃の応酬を続けるイランに対し、アメリカのトランプ大統領が「無条件降伏」を求めたことについて、中国の外務省は「他国の主権を侵犯するいかなる行動にも反対する」と主張しました。
アメリカのトランプ大統領は、SNSでイランに対し「無条件降伏」を求めました。また、イランの最高指導者ハメネイ師について、「現時点では殺害するつもりはない」としつつ、「たやすい標的だ」と述べています。
こうした発言について、中国外務省の郭嘉昆報道官は18日の記者会見で「深い憂慮」を表明したうえで次のように主張しました。
中国外務省 郭嘉昆 報道官
「(中国は)国連憲章の原則に反し、他国の主権、安全と領土保全を侵犯するいかなる行動にも反対する」
そのうえで、「イスラエルに影響力を持つ国は衝突の拡大を避けるために積極的な役割を果たすべきだ」と、アメリカを念頭に緊張緩和のために動くべきだとする考えを示しました。
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