日本時間のけさ、イスラエル軍が行った攻撃に対し、イランの最高指導者は報復を示唆しました。イスラエル軍はさきほど、イランがドローン100機以上をイスラエルに向けて発射したと発表しました。

イスラエル軍はさきほど、過去数時間にイランがドローン100機以上を発射し、迎撃中だと発表しました。

イスラエル軍がイランの核関連施設などに行った攻撃を受けて、イランの最高指導者ハメネイ師は声明で、「厳しい報復を受けることになる」とし、「苦しみと痛みに満ちた運命が確実に降りかかる」と述べていました。

日本時間のけさ行われたイスラエル軍の攻撃について、ネタニヤフ首相は「イランの核兵器開発プログラムの核心を攻撃した」とし、イランのナタンズにある核濃縮施設を狙ったと述べた上で、「弾道ミサイル計画に対しても攻撃を行った」としました。

イスラエル ネタニヤフ首相
「この作戦は脅威を排除するまで何日でも続く」

アメリカのニュースサイト「アクシオス」は、イスラエルはイラン国内のミサイル関連施設や防空施設で破壊工作も行ったと伝えています。

一方、イランの国営メディアによりますと、この攻撃で、イラン革命防衛隊トップのサラミ総司令官や、軍の参謀総長のほか、元原子力庁長官のアバシ氏ら複数の核科学者が殺害されました。

また、首都テヘランで少なくとも市民5人が死亡したということです。